米国株投資を始めるときに必ず迷うのがETFと個別株のどちらに投資すべきかという選択です。 ETFは分散投資が可能でリスクを抑えやすく、個別株は大きな成長を狙える反面リスクも高いのが特徴です。本記事では初心者でも判断できるように、両者の特徴と選び方を解説します。
ETFとは?
ETF(上場投資信託)は、複数の株式や債券に分散投資できる金融商品です。代表的なものにS&P500連動のVOOやIVV、NASDAQ100連動のQQQなどがあります。
- メリット:1本で分散投資できる、低コスト、安定性
- デメリット:爆発的な成長を狙いにくい、市場全体に連動
個別株とは?
個別株は、アップル(AAPL)やマイクロソフト(MSFT)、テスラ(TSLA)など、特定の企業の株式を直接購入する投資方法です。
- メリット:成長企業に投資すれば高いリターンを狙える、株主優待や配当での魅力
- デメリット:銘柄ごとにリスクが大きい、企業分析が必要
ETFと個別株の違いを比較
項目 | ETF | 個別株 |
---|---|---|
投資対象 | 複数銘柄に分散 | 特定の1社 |
リスク | 分散され低め | 集中し高め |
リターン | 市場平均並み | 銘柄によっては大きな成長 |
分析の手間 | 少ない | 多い |
初心者はどちらを選ぶべき?
ETFがおすすめな人
- 投資を始めたばかりで分析に時間をかけられない人
- 安定的に資産を増やしたい人
- 長期の積立投資を考えている人
個別株がおすすめな人
- 企業分析や決算チェックに時間をかけられる人
- ハイリターンを狙いたい人
- 特定の成長企業やテーマに集中投資したい人
組み合わせて投資するのも有効
「コア・サテライト戦略」として、コアにETF(資産の7〜8割)、サテライトに個別株(2〜3割)を組み合わせる方法も有効です。これにより安定性と成長性のバランスをとることができます。
まとめ
ETFは分散と安定、個別株は成長とリスクが特徴です。 初心者はまずETFで市場全体に投資し、慣れてきたら個別株を組み合わせるのが安全なステップアップになります。 投資スタイルに合わせて「ETFと個別株のバランス」を考えることが大切です。
免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。投資判断は自己責任で行ってください。
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