「米国株の買い方が難しそう…」と思う方も多いですが、基本は日本株と大きく変わりません。本記事では、注文の種類から取引の流れ、初心者がつまずきやすいポイントまでをわかりやすく解説します。
米国株取引の流れをざっくり理解しよう
- 証券口座を開設(国内証券でOK。米国株取引対応が必要)
- W-8BENの提出(米国の配当課税が10%になるため必須)
- 入金・為替:円をドルに換えるか、円貨決済を利用
- 注文を出す(成行 or 指値など)
- 約定(取引成立)
- 受渡し(T+2):2営業日後に正式に保有となる
注文の種類を理解しよう
成行注文(Market Order)
- 今の市場価格で即時に買う
- 初心者にシンプルだが、値動きが激しいと想定より高く買う可能性あり
指値注文(Limit Order)
- 「◯ドル以下なら買いたい」「◯ドル以上なら売りたい」と値段を指定
- 指定価格に届かなければ約定しない
- 焦らず狙った値段で買いたい人におすすめ
逆指値(Stop Order / Stop-Limit)
- 「◯ドル以下になったら自動で売る」といった損切りに便利
- リスク管理に活用できる
取引時間と日本時間の関係
- 通常時間:米国東部時間 9:30〜16:00(日本時間 23:30〜翌6:00/夏時間は22:30〜翌5:00)
- プレマーケット/アフターマーケット:証券会社によっては早朝や夜間も取引可能
初心者はまず「通常時間(立会時間)」での注文が安心です。
初心者が知っておきたい注意点
- 為替の影響:円高時に買えば有利、円安時は割高になる
- 手数料:国内証券は最低手数料無料化が進んでいるが、為替コストも忘れずに
- 端株・小数点取引:0.1株や1株単位で買える証券も多いので少額分散に便利
実際の買い方(例:SBI証券の場合)
- ログイン → 米国株メニューへ
- 銘柄コード or ティッカー(例:AAPL、MSFT、VOO)で検索
- 「買い注文」を選択 → 成行 or 指値を指定
- 数量(例:1株 or 0.5株)を入力
- 円貨決済 or ドル建て決済を選ぶ
- 注文確認 → 発注 → 約定メールを確認
よくあるQ&A
Q1. 1株からでも買える?
はい。米国株は基本1株単位で注文可能。証券会社によっては0.1株からのフラクショナル取引もOKです。
Q2. 日本時間の昼間は注文できない?
「通常時間」の取引は夜間〜早朝ですが、証券会社によっては「プレ」「アフター」時間帯に注文できることもあります。昼間は注文予約(指値)を入れておくのが一般的です。
Q3. 初心者は成行と指値どっち?
慣れるまでは「指値注文」が安心。高値掴みを避けられるためです。急いで買いたいときは成行でもOKです。
まとめ:初心者はシンプルに始めよう
米国株の注文は基本的に「日本株と同じ」。ただし取引時間と為替の影響に注意が必要です。
最初は少額・指値注文で慣れ、徐々に自分の投資スタイルを固めていきましょう。
免責事項:本記事は情報提供のみを目的とし、特定の投資行動を推奨するものではありません。実際の投資判断はご自身の責任で行ってください。
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